ホーム>BLHブログ>がん専門医の臨床研究>がん患者における遠赤外線足温器の効果と有用性の検討
がん専門医の臨床研究

がん患者における遠赤外線足温器の効果と有用性

2015年5月31日、第15回日本抗加齢医学会総会(福岡)で、弊社が応援するがん専門の医師がフジカ スマーティレッグホット(脚温器)のがん治療における成果を発表しました。

第15回日本抗加齢医学会総会発表-抄録

がん患者における遠赤外線足温器の効果と有用性の検討

医療法人 輝鳳会 池袋クリニック
古川 健司、車田尚美、甲 陽平

 

(目的)
遠赤外線足温器(フジカ製のスマーティ・レッグホットLH-2)は、従来の足浴と異なり、お湯を使用しないためクリニックなどの不特定多数の患者に使用する場合、衛生面の管理が比較的簡便であるといったメリットがある。また、安価であるため、家庭用の健康器具としても普及している。

(方法)
今回、我々は当院で治療中のがん患者13人に、LH-2を39℃で15分間加温し、終了15分後の深部体温(腋下体温)、血圧、脈拍の変化をまとめ、健常人(クリニックのスタッフ10名)をコントロール群として、比較検討を行った。
また、高活性NK細胞療法を受けている患者10 名に関しては、NK細胞数の培養の増加率を調べた。

(結果)
がん患者は、担癌患者と非担癌患者に分類し、担癌患者はリンパ節の走行を考慮し、骨盤内腫瘍と骨盤外腫瘍でさらに分けた。コントロール群は、前後で平均深部体温が+0.42℃、骨盤内腫瘍のある担癌患者は、+0.09℃、骨盤外腫瘍のある担癌患者は+0.04℃、非担癌患者は+0.5℃の上昇を認めた。

血圧、脈拍、に関しては、いずれの群でも有意な変化を認めなかった。また、NK細胞の増加率は、担癌患者で、平均218倍で、非担癌患者で、平均183倍、明らかな差を認めなかった。
LH-2は、15分の短時間で平均体温(深部温)が非担癌患者で、平均+0.5℃程度上昇し、担癌患者では、+0.1℃も上がらず、非担癌患者では、深部体温上昇が健常人と同等となっていることが確認できたが、一般的には、深部温+0.5℃の上昇は、42℃の入浴10分間に相当する。

(結語)
しかし、入浴などの全身浴は比較的消費カロリーが多く循環動態に変化を与えるが、LH-2は、比較的体力の低下したがん患者にとって、中枢の循環動態に負担を与えず効果的に深部温が上げられるため、安全な加温方法であることが示唆されたが、担癌患者の代謝改善の方法や免疫治療においての併用の有効性は、今後の症例の積み重ねが必要と思われた。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.blh.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/38

取扱い商品はこちら