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臨床研究結果

ステージⅣ進行再発癌!長期ケトン食療法による臨床研究!

2017年1月13日、第20回日本病態栄養学会年次学術集会(京都)において、弊社が支援する、がん治療専門医の古川医師が、『ステージⅣ進行再発癌に対し1年以上のケトン食を継続した時の循環動態と耐糖能に与える影響について検討』に関する臨床研究結果を発表しましたのでご紹介いたします。

免疫栄養ケトン食療法にご関心のある方はご参考にしてください。

第20回日本病態栄養学会年次学術集会発表-抄録

ステージⅣ進行再発癌に対し1年以上のケトン食を継続した時の循環動態と耐糖能に与える影響について検討

(公財)東京都保健医療公社 多摩南部地域病院
 1)外科 2)栄養科 古川健司1)、星 博子2)

【目的】

がんの栄養療法としては、がん細胞の栄養代謝が、正常細胞と比べて数倍〜数十倍ものブドウ糖を取り込んで消費しているため、糖質制限が有効となる可能性がある。今回、我々は抗癌剤併用でのがんに対する糖質制限食として、修正MCTケトン食を導入し、当院の倫理委員会の承認を得て、抗癌剤併用で治療を行ったが、長期間のケトン体の安全性に関する報告はないため、循環動態と耐糖能への影響を検討した。

【方法】

2015年1月以降に標準治療で増悪となったステージⅣ進行再発癌での中で、同意が得られた患者に、ケトン比が1.4:1の修正MCTケトン食を抗癌剤と併用し、1年間以上実施した8名に対し、血圧変動、心電図、baPWV、ABI、脂質代謝、耐糖能を調べ、心電図、ABI検査で異常がある場合には、心エコー、頚動脈エコーを追加した。

【結果】

8名(大腸癌5名、乳癌2名、膵癌1名)が1年以上修正MCTケトン食を継続し、治療の前後で、高血圧症の発症は既往の1例を除き、0例、心電図異常も既往の2名を除き、0例であった。また、ABIで異常を認めたものはいなかったが、baPWVで3名動脈硬化の疑いがあり、全員20g以下の糖質制限の実施者であった。
脂質に関しては、中鎖脂肪酸を中心に摂取を増やしたが、総コレステロール値は254から185mg/dl、LDLコレステロール値は159から84mg/dl、中性脂肪は78から62㎎/dlと低下した。血糖に関しては、空腹時高血糖や糖尿病の発症はなく、HOMA-Rも全員異常がなかったが、HOMA-βで20g以下の糖質制限者2名に異常を認めた。

【結論】

がん患者に対し、1年間の修正MCTケトン食は、重篤な心血管イベントはなかったが、厳しい糖質制限では、動脈硬化のリスク、インスリン分泌能低下も否定できないため、定期的なフォローが必要と思われた。

臨床研究発表内容を御覧になったご感想をお聞かせ下さい。
今後の参考にしたいと思いますのでよろしくお願い致します。

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